在宅勤務は意外としんどいという話

コロナ禍の影響により在宅勤務が推奨されていますね。

幸いにも現在所属している会社ではリモートワークの仕組みが辛うじて整備されており、家庭の事情もあって2020年2月下旬より在宅勤務を主にしてきました。 在宅を始める前は、さぞ快適だろうと想像していたのですが、しばらく続けていると「こいつは案外しんどいぞ」と感じてくるようになりました。今回の記事はそこら辺のことを書きたいと思います。

 

会議、打合せ準備が結構面倒

前の記事でも書きましたが、現在所属している会社はシステム屋のはずなのですが、自分の仕事はほぼ9割が人と話すという謎の役割でしたので、同僚やお客様とのコミュニケーション、定例会議・打ち合わせの類をどうするかは在宅勤務実施前から課題に感じていました。 2020年2月時点ではそれほど在宅在宅と言われていなかったこと、それまで在宅勤務実施者がプロジェクト内に約1名いらっしゃいましたが、なんとなく休み扱いみたいな雰囲気が漂っていたため、リモート間で積極的に会話するということの前例がなかったのです。

コミュニケーションの手段としては、社内ではSkype、お客様とはJIRA、Webex、某電話会議システム、某メッセージアプリが整備されています。電話は個人携帯しかもっていないので、こちらからかける場合は自腹になってしまいます(公私分計の仕組みは導入されていません)。自分の場合、かけ放題プランではなく従量課金なので電話会議でかけようものなら残業代ぐらいは軽く吹っ飛び死活問題です。 個々の会話はSkype、JIRA、メッセージアプリでなんとかなるのですが、会議・打合せとなるとWebexや電話会議システムの出番になります。問題は、これらシステムの予約と参加者の日程調整です。特にWebexは契約しているアカウント数が少ないため、社内で利用時間枠の取り合いになり、打合せ参加者の日程・時間調整が難しくなります。そして在宅の場合、同僚に会議の段取りをちょっと口頭でお願いするといったことが心理的に難しいと感じました(これは単に組織の問題かもしれません)。 このような準備、段取りに時間がかかり、本来の仕事にかける時間が圧迫されるという状況に陥り、これがストレスになります。 また、社内の会議はSkypeで対応しましたが、参加者各自がSkypeを起動して会議実施する文化がなく、2月あたりでは会議主催者が「勝手に在宅しているのだからSkype等の段取りはそっちでやるのが当たり前」みたいな雰囲気を醸し出されて配慮がなかったのも辛かったですね(これは愚痴)。結局、1年目社員にSkypeで繋いてもらってカメラでスクリーンを撮りながら会話するといった酷く面倒なことをしていました。

よかったことといえば、同僚への作業のお願い等は文字にして送るので、やってほしいことの内容がより具体的になったというメリットはありました。

ちなみに、個人携帯から2回ほど電話会議してしましました。6,000円ほど自腹になりましたが、まぁ諦めてます。

気分転換、切り替えがしづらい

業務逼迫時に在宅勤務へ移行したため、朝起きてパン食べてAM7:00より業務開始、お昼までは数回のトイレ休憩、昼食を休憩も兼ねて30分で食べて午後からPM7:00あたりまでまた数回のトイレ休憩といった生活になりました。トイレも5~6歩で到達する狭い家なので、ほぼ半日PC画面の前にいる状態になります。 ずっと家の中にいるので仕事とプライベートの時間の境目が曖昧になり、毎日起床~仕事~ご飯~就寝の繰り返し、これでストレスが蓄積されていきます。通勤していた場合は自宅から駅、駅から会社まで合計25分ほど歩くのですが、これが意外と気分の切り替えになっていたことに気が付きました。

マンション住まいですが、最近では中庭などにPCを持ち出して在宅勤務されている方もみられます(Web会議までやっているのはビビりました)。おそらく皆さん同じような悩みがあり、工夫されているるのではないかと思っています。屋外でネットが繋がる状態であれば庭やカフェでの作業もいいかもしれませんね。

ちなみに、通勤していた時もAM5:00起き、AM7:00までに出社していました。フレックス制度が導入されており、コアタイムは10:00-15:00、標準勤務時間が7.5時間なので、7:00出社で定時帰宅する場合は15:30までです。

運動不足になる

これまでに書いた通りですが、唯一といっていい運動である通勤の徒歩25分がなくなってしましました。意識的に運動しないと足腰が弱るかも?です。しょうがないので定期的にランニングと筋トレしてます。

お昼ご飯に悩む

通勤していた時はビル内に食堂と売店がありましたので、いろいろメニューが選べましたが、在宅では近所のコンビニ食になってしまい、選ぶものも個人の嗜好により同じものになりがちだと思います。自分の場合は、パスタ、ささみの加工されたやつ、野菜ジュースの3点セットですが、正直飽きます。

 

ということで、在宅勤務は通勤が楽になるというようないいことばかりじゃなくてマイナス面もあり、この局面を工夫して乗り切る必要があると思います。心と体の健康にはくれぐれも気を付けましょう。